4月8日、バーレーンGP決勝が行なわれフェラーリのセバスチャン・フェテルがポールトゥウインで開幕2連勝を飾った。

 2ストップ作戦のフェラーリに対しメルセデスAMG勢が1ストップで逆襲を仕掛けて来たため、フェラーリは戦略を変更してソフトタイヤで39周もの距離を走り切る1ストップ作戦に変更。最終盤はバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が0.699秒差まで迫ったが、猛攻を凌ぎきってフェテルがトップでチェッカードフラッグを受けた。

 「バルテリのペースを聞いたときには無理だと思ったけど、できるだけタイヤをいたわって走り、最後に守り切った。とにかくそれだけだよ。本当に信じられないようなレースだったね」(フェテル)

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは5番グリッドからスタートで4位に浮上。レッドブル勢とキミ・ライコネン(フェラーリ)のリタイアを受けて、3強チーム以外の中で最上位となる4位を最後まで守り切って「信じられない! 信じられないよ! 最高のレースだ!」。2015年にF1復帰して以来ホンダにとって最上位となる4位をもたらした。(米家峰起通信員)