新潟アルビレックスBB(中地区3位)は今日2日の第31節、富山グラウジーズと新潟市東総合スポーツセンターで対戦する。これが今季ホーム最終戦になる。

 チャンピオンシップ(CS)進出圏の同2位名古屋とは残り3試合で3ゲーム差。CS進出のために絶対に負けられない一戦で、昨季まで富山に在籍したSG城宝匡史(36)が古巣相手に得点力を発揮し、CSに望みをつなぐ。

 大一番の前日1日、城宝はしっかりと汗をかいた。全体練習後、SF遥天翼(29)とマッチアップしながらシュート練習。感触を確かめた。「古巣との試合はいつも楽しみ」と富山戦をイメージした。

 前節三遠戦、8得点だった1戦目は3点シュートを3本放って2本成功と要所で決めた。2戦目は無得点ながら4リバウンド2アシスト。我慢比べの展開で守備に重点を置いた。ベテランらしく状況に応じたプレーでチームに貢献できる。その中で、武器のシュートは「タッチは悪くない。ガード陣がオープンで決める展開に持っていく」。役割を自覚している。

 新潟は今季の富山戦1勝4敗と相性が悪い。城宝にとっても古巣にリベンジしなければならない。新潟が負けるか、勝っても名古屋が勝てばCS進出が消える。城宝は「勝ちますよ」と、にやり。負けられない試合をものにする自信はある。【斎藤慎一郎】

 ◆チャンピオンシップ進出の条件 新潟が富山戦を含めて残り3試合全勝、名古屋Dが全敗が条件。30勝30敗で勝率が並び、当該対戦成績も3勝3敗と同率になる。その場合、当該対戦の得失点差で新潟が22点上回るため、新潟がCSに進出する。この3試合で新潟が1敗、または新潟が勝っても名古屋Dが1勝した時点で新潟のCS進出は消滅する。