東地区2位のアルバルク東京が、今季レギュラーシーズン最終戦を今季最多得点の勝利で飾った。12、13日に行われるチャンピオンシップ(CS)準々決勝でも対戦する京都ハンナリーズを抑え、4連勝と勢いに乗りCSに臨む。

 筑波大に在学しながらの1季目のレギュラーシーズン全60試合を終えた馬場雄大(22)は、「結果を残し続けることの大切さを感じた」と振り返る。1月の右足リスフラン関節のけがに悩まされてきたものの、第2クオーター(Q)ではスチールから一気にゴール下まで走りダンクシュートも決めた。「昨日の京都との第1戦では自分らしいバスケもできたし、けが前の感覚からさらに上げて行きたい。チームを背負う気持ちで遠慮せずにやりたい」とCSに向けて気合を入れた。

 馬場は目標としてNBAを掲げる。「目標は高いところにあって、NBAでやることに強い思いがある。1日でも無駄にはできないと思って過ごしてきた」。20年東京五輪の予選も兼ねた19年W杯のアジア1次予選で、日本は4連敗と苦しい状況にある。「まだ日本が東京五輪に出られるかは分からないけれど、東京五輪がNBAにアピールする大チャンスだと思っている」と自身の目標達成に向けての展望も明かした。