男子日本代表のフリオ・ラマス監督(53)が視察に訪れ、6月29日からのW杯アジア1次予選ラスト2試合への構想を口にした。206センチの米国ジョージ・ワシントン大・渡辺雄太(23)、203センチの同ゴンザガ大・八村塁(20)の招集を明言。「今いる選手をベースに、この2人を加えることで、少しでもサイズのアップグレードをはかりたい」と話した。

 日本代表は、豪州、フィリピン、台湾との4チーム中3位に入れば2次予選への進出が可能だが、現在は4戦全敗で、残り2試合。東京五輪で開催地枠が与えられる目安は、来年のW杯本戦で16強以内とも言われ、予選突破は至上命題だが、まさに崖っぷち。「2月の2試合をケガで欠場した富樫(勇樹)らにも期待するが、彼ら(渡辺、八村)のフィジカル、スキルが日本代表の結果につながるはず」と強調していた。