サーフィンの強化指定選手らが19日、20年東京五輪会場の千葉・一宮町の釣ケ崎海岸で21日に開幕するプロ最高峰の「チャンピオンシップツアー(CT)」の下部大会で、来季CTの出場権を争う千葉一宮オープンに向け、練習を行った。

 昨年大会で優勝し、一宮町を練習拠点としている川合美乃里(17)は「毎日ここ(釣ケ崎海岸)で練習しているし、ここで優勝できたらいいな」と笑みを浮かべた。大会前の2週間で食事制限を行い、3キロ体重を落とし体を絞るなど、この大会に照準を合わせて準備をしてきた。体調を整えるため、この日は海には入らなかったものの「当日の波がめちゃくちゃ小さいとかがなければ、優勝する気でいます」と気合十分だった。

 地元・一宮町出身の大原洋人(21)も、「日本の波で仕上げたい」との思いから、海外と比べると小さい波に対応するために、陸上でジャンプやステップの練習など瞬発力を鍛えるトレーニングを増やした。「今年はスタートから成績があまり良くないので、この試合を機に、次に向けて(勢いに)乗って行けたら」と闘志を燃やした。