レッドブルのダニエル・リカルドが1分11秒841のコースレコードでトップタイムを記録した。

 2番手にもマックス・フェルスタッペンが続きレッドブル勢が1、2を独占した。低速コーナー主体でパワーの差がタイムに影響しにくいモナコの市街地サーキットで、レッドブルが車体の良さを証明したかたちとなった。

 トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートリーが11位、アップグレード版のフロアなどを試したピエール・ガスリーはセットアップが煮詰め切れておらず14位。しかしガスリーは「まだマシンが気持ち良く走れる状態ではないけど、0.1秒の違いで順位がいくつも変わるほど中団はものすごくタイトだから予選に向けて上手く仕上げたい」と語った。

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターも「フリー走行2回目の状況からいうと中団はかなりギチギチに詰まっていますし、(マシンセットアップは)まだまだ改良する余地はあると思いますが、きちんと走れれば中団で戦える戦闘力はあるかなと思います」と予選・決勝への手応えを語っている。(米家峰起通信員)