体操の内村航平(29=リンガーハット)が28日、都内で練習を公開し、日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で注視されているスポーツの「フェアプレー精神」について語った。

 体操は採点競技で、対人でのコンタクトもなく、アメフトとは大きく違いがある。そのことを踏まえた上で、体操選手のフェアプレー精神を説明した。

 「勝ち負け、点数も関係なく、どんな選手にたいしても、やった演技を素晴らしいと思える。(演技が)終わった後に、ハイタッチとか、自分のチームじゃない選手ともやったりする。しない選手って、いないんですよ。みんなフェア。いじわるな人、いないです(笑い)」。

 また、体操競技では「いじわるは無理じゃないですか」と持論も展開。妨害するとしても「プロテクターきったり。それぐらいじゃないですか。でも、どうせ、みんな予備をもってる」と話し、笑いを誘った。「精神的に、みんな強い。落ち着きすぎているんでしょうね、体操選手って。だから、そういうことが起きないんだと思います」と胸をはった。