女子シングルス準々決勝で平野美宇(18=日本生命)が、元世界ランキング1位の劉詩■(中国)に0-4のストレートで敗れ、4強入りを逃した。第1ゲームから相手の速さとうまさに翻弄(ほんろう)され、ペースを奪われ4-11で落とすと、そのままリズムに乗れず敗れた。試合前はライバルを似たタイプと話していたが「自分のプレーができず悔しいというか、情けない。相手の方がいろんなことができる。まだまだ及ばない」と肩を落とした。

 5月の世界選手権団体戦の決勝でも0-3のストレートで敗れた難敵。超えなければならない壁だが、1度も勝ったことがない。3大会連続出場のハードな日程を終え、約1カ月は大会の出場予定がなく、また練習の日々が始まる。「コーチと相談して今回の反省を生かしてやりたい。まずは自分の実力を上げていく」と飽くなき挑戦を続ける。

※■は雨カンムリに文の旧字体