日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部や歴代オリンピック(五輪)選手ら333人から告発状が出されている問題で、渦中の山根明会長(78)が2日午前、フジテレビの電話取材に応じ、そのもようが同日、「プライムニュース イブニング」で放送された。

 同会長は、告発状の中で、試合用のグローブを市販の2、3割高い値段で独占販売していたと指摘された件について「グローブがなかったら試合が出来ないから、連盟が会社を作ったらと言ったら反対され、専務理事と話して最終的に杉スポーツにした」と、杉スポーツで販売していたことは認めた。その上で「私自身がグローブをいただいて、全国で販売しているわけじゃない。そういうのもウソ」と主張。「連盟で会社を作って販売していたら、別に、こういうややこしいことはなかった」などと言い切った。

 また、孫の銀行口座に代金が振り込まれていたと指摘された疑惑については「最初、振り込みするにも急に1、2日で通帳は出来ない。たまたま孫の通帳があるかと聞いて、使ってないのがあるというので、おじいちゃんに貸してくれないかと。何回か振り込んだだけで」と説明。フジテレビの記者が、孫が杉スポーツの代表ではないか? と質問すると「あなた、何言っているの? 孫は全然、関係ありません」と語気を荒げた。