日本eスポーツ連合は16日、都内で、2019年1月に行われるサウジアラビアとの国際試合「日本・サウジアラビア eスポーツマッチ」の調印式を行った。

 サウジアラビアeスポーツ連盟会長も務めるファイサル殿下が来日し、日本連合の岡村英樹会長(63)と調印を交わした。ファイサル殿下は、同競技の発展、五輪種目への採用に向けて「2つの国が手と手を携えることは、1番最初の良いステップです」とにっこりとほほえんだ。「両国の文化を結びつけ、eスポーツ業界の発展にもなって行けるといいですね。eスポーツ文化向上の第一歩となるすばらしい大会になると信じています」と期待をふくらませると、「ありがとうございます」と日本語であいさつした。

 同大会はホーム&アウェー方式で行われ、2019年1月18~19日に日本で、同月26~27日にサウジアラビアで行われる。採用タイトルはサッカーゲーム「ウイニングイレブン2019」、格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」、「鉄拳7」の3つで、賞金総額は3000万円。日本連合設立以来初めてとなる2国間での国際大会に、同連合の岡村会長は「この大会を皮切りに、できればアジアの他の国々とも声を掛け合って、多くの国が参加する大会に発展を期待します」と話した。