メダルが確定していた石井美樹(28=湘南ベルマーレ)村上めぐみ(32=オーイング)組が中国のペアに1-2(21-17、19-21、10-15)で屈し、銀メダルとなった。

第1セットは相手のスペースを突いた攻撃が機能し、幸先よく先取。だが、第2セット以降は身長188センチ、182センチと高さのある相手に押され、165センチの村上は「ここが一番の目標ではなかったけれど、結果、もう少しで金。悔しい思いです」とサバサバとした表情で振り返った。

第2セットは終始追いかける展開だったが、会場で現地の観衆らが「ニッポン、チャチャチャ(拍手)」と大声援を送り、18-18に追いついた。だが、そこから2連続ポイントを許し、振り切られた。

バレーボールVリーグの久光製薬などに所属していた、172センチの石井は「小さいので、やっぱり小さい選手は精度が大切になる」。村上は「これから先も(20年東京)五輪に向けて(中国ペアと)当たる。次につなげたい」と、悔しい銀メダルを糧にしていく。