世界ランキング12位で第3シードの錦織圭(28=日清食品)が4強進出を決めた。初対戦となった同15位のステファノス・シチパス(20=ギリシャ)に6-3、6-3と、1時間22分で完勝した。

第1セットを6-3で先取すると、第2セットも的確で鋭いサーブと正確なショットで試合の流れを譲らなかった。

「最初から最後まで振り切った良いテニスができた。相手のミスもあったが、強気のテニスができた。リターンが良かった。最初から感覚が良く、きわどいところを狙えた。苦しいときも自分のストロークでしのげた」と完勝の試合を振り返った。

3年ぶりの今大会優勝まであと2試合。「最後の日まで残っていられるように、明日も頑張る。次も強敵。1試合ずつ、自信を持ってやりたい」。準決勝は世界ランク25位のリシャール・ガスケ(32=フランス)と対戦する。