重量挙げ女子48キロ級で2012年ロンドン五輪銀、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの三宅宏実(32=いちご)ら日本代表が26日、世界選手権(11月1日開幕、トルクメニスタン・アシガバード)に向けて成田空港から出発した。

今大会からの階級変更で、従来の48キロ級ではなく49キロ級に出場する三宅は「練習では187キロまで挙がっている。目標は193キロで、新階級の世界トップアスリートを見て勉強したい。順位よりも重量を挙げたいし、入賞できれば」と意気込んだ。

階級が変わったことで、「そのぶん食事でもご飯やおかずを食べられる。1キロ増えるので食事でも余裕ができます」と笑顔。宿泊先でインターネットをつなげられるかどうかがわからないため「空いた時間には体幹を鍛えて軸をつくります!」と笑った。

今大会は女子監督を務める父義行氏は腰痛のため同行しない。「十何年とやってきた中で初めて。それを乗り越えないと東京五輪も見えない。試合の中で臨機応変に判断できるようにしたい」と冷静に話した。