レッドブルのダニエル・リカルドがポールポジションを獲得した。

初日フリー走行からメキシコで速さを見せていたのは僚友マックス・フェルスタッペンで、予選でもQ3最初のアタックまではフェルスタッペンが首位に立っていた。しかし最後のアタックでフェルスタッペンは時折抱えていたエンジンブレーキの不調が発生し自己ベストタイムを上回ることができず。ここでリカルドがわずか0・026秒上回って大逆転でポールポジションを獲得した。優勝した今年のモナコGP以来、通算3回目。21歳27日のフェルスタッペンはベッテルが持っていた史上最年少ポールポジション獲得記録(21歳72日)更新の期待が掛かったが新記録樹立は果たされなかった。

「フリー走行の時から、ここではクリーンなアタックラップをまとめることがとても重要だと分かっていたんだ。その点に関してはマックスの方がうまくやっていたけど、僕は最後の最後に1周をうまくまとめ上げることができたんだ。大接戦だったけど、これまでモナコでしかポールを獲得したことがなかったからとても特別な気分だよ」

トロロッソ・ホンダ勢はQ1でブレンドン・ハートリーが10番手タイムを記録するなど好走を見せ、そろってQ2進出を果たしたが、Q2ではハートリーがブレーキングで飛び出すなどアタックラップを決められず14位、グリッド降格ペナルティーが決まっているピエール・ガスリーはQ2でアタックを行わず15位で予選を終えた。(米家峰起通信員)