フィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦NHK杯(広島県立総合体育館)が11日に最終日を迎え、40回大会を記念して「レジェンド・オン・アイス」が行われた。日本のスケート界をけん引した7人が登場し、懐かしのプログラムで会場を沸かせた。

今季4年ぶりの現役復帰を果たした高橋大輔(32=関大KFSC)も登場。ショートプログラム(SP)の「シェルタリング・スカイ」を披露し、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、フリップ-トーループの連続3回転、3回転ルッツを着氷させた。アンコールでは名プログラム「マンボ」のステップで観衆を魅了。取材エリアでは「こけちゃったけれど『昔よりステップうまくなったかな?』と思っていました。エッジも正確だったと思うし、これを自信にして、次も頑張りたい」と笑わせた。

今大会は男子の演技をスタンドから見守った。12月の全日本選手権(大阪)では、競演が実現する。優勝した宇野昌磨(20=トヨタ自動車)に関しては「昌磨は別次元のところにいる」と素直な思いを口にし「(2位に入ったロシアの)ボロノフ選手は31歳で年が1つしか変わらない。4回転も決めているので、このままじゃダメ」と刺激を受けた様子だった。