19年2月に開幕するセーリングの国別対抗レースリーグ「SailGP」に出場する日本チームの選手が20日、都内で発表された。

日本チームは段階的に国籍比率を100%に引き上げる例外的措置が適用される新興チームとして、日本選手3人、外国籍選手3人で構成されている。12年ロンドン五輪470級代表の吉田雄悟(35)、笠谷勇希(29)、東京五輪出場を狙う新鋭高橋レオ(19)が名を連ねた。外国籍選手には、オーストラリア代表として12年ロンドン五輪49e級金メダル、16年リオデジャネイロ五輪同種目銀メダルのネーサン・アウタリッジ(32)、イアン・ジェンセン(30)組の2人、ルーク・パーキンソン(28)と強豪がそろった。20年東京五輪を見据える高橋は「ネーサンは金メダリストでセーリングのスキルも高い。もっと経験を積んで、速い船の乗り方を経験できるのは大きい」と期待をふくらませ、ベテランの吉田は「レオのような若手にrとって、他のチームにもメダリストが参戦している中でそういう人たちとかかわることは刺激になる。成長につながる機会」と成長への期待も寄せた。

「SailGP」にはオーストラリア、中国、フランス、英国、米国、日本の6カ国が参戦。19年2月のシドニーでの開幕を皮切りに、米国・サンフランシスコ、ニューヨーク、英国・カウズ、フランス・マルセイユで全5戦が行われる。全チーム「F50」の同じ艇に乗り、最高速度は約時速100キロにも及ぶ。「SailGP」のサー・ラッセル・クーツCEOは「F1のように、毎年同じ場所をまわる形式を目指す」と話した。