ショートプログラム(SP)9位の本田望結(14=大阪・関大中)がフリー14位の93・88点を記録し、合計147・17点で12位に入った。

下のカテゴリーであるノービスから推薦出場した小5の妹の紗来(さら、11=京都醍醐ク)はSP23位から順位を挙げ、フリー12位の95・16点で合計139・61点。初出場で17位に入った。

女優業と競技を両立する姉の望結は、冒頭で3回転ルッツを着氷させたが、3回転フリップで転倒するなど完璧とはいかず。「姉らしい演技ができなくて残念」と悔しげな表情で振り返った。

一方、SPで出遅れた妹の紗来は、ほぼノーミスの演技でガッツポーズ。慣れ親しんだ「ベビーフェース」を演じ「紗来にしかできないベビーフェースが演じられたかな。きょうだいがいたからこそ、スケートを始めて、励まし合ってここまでこられた」。周囲への感謝を語り、高3も出場している大舞台で貴重な経験を積んだ。

SP1位の横井ゆは菜(18=愛知・中京大中京高)がフリーもトップの119・98点を記録し、合計181・84点で初優勝を果たした。