フィギュアスケート女子の吉田陽菜(はな、13=名東ク)が5日、名古屋市ガイシプラザで行われた「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」に出演した。17人のトップで「ハイスクールミュージカル」を演じ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷させた。

昨季はジュニアの下のカテゴリーであるノービスA(6月30日時点で満11~12歳)1年目で、全日本ノービス選手権を制覇。将来が期待されるスケーターだが、腰を痛め、今季の同選手権(18年10月)出場を見送った。同年12月30日から氷上での練習を再開し、1週間足らずで元気な姿を見せた。

司会者を通じてのコメントでは「トリプルアクセル(3回転半)を跳べるようになり、大会でも成功(18年8月、げんさんサマーカップ)して『これから』という時にケガをしてしまって、スケート靴を履けない時間が続きました。ファンの方の励ましが、とても力強かったです」。苦しんだ時期を乗り越え、再出発する。