全国高校スピードスケート選手権の開会式が22日、郡山ユラックス熱海(福島・郡山市)で行われた。21年ぶり3度目の福島開催になった大会には「いざ競え 想いを刻み 銀盤の世界へ」のスローガンの下、全国84校から計306選手が集結。

うち東北6県からも計67選手が参加し、健闘を誓った。選手を代表して地元、郡山商・女子チームの黒沢萌恵主将(3年)が「今まで努力してきた成果を自信に変えて最後まで正々堂々と滑り抜くことを誓います」と宣誓。黒沢政弘監督(46)との親子鷹で3年連続出場の同主将は「ホームリンクなのでチームの心を1つにして入賞を目指したい」と意欲を見せた。

競技は今日23日から26日まで行われる。東北勢の個人では女子500メートルで昨年まで2年連続2位の熊谷萌(岩手・盛岡工3年)の初優勝に期待。団体では山形中央の女子がチームパシュートと学校対抗でともに3連覇に挑戦する。【佐々木雄高】