リベンジで連覇を狙う。男子プレーオフで昨年優勝枠で出場している札幌国際大が3-11でコンサドーレに敗れた。有利な後攻の第1エンドで痛恨の3失点。その後も序盤の出遅れを取り戻すことができなかった。スキップ岩井真幸(33)は「相手がうまいこともあるが自分たちで自爆してしまった」と振り返った。

昨年は岩井ら3人による「チームIWAI」として優勝。2人が入れ替わり現体制で再出発した今季はW杯に2度出場した。「厳しいショットに対応しなければならなかった」。全12戦でわずか1勝だったが、トップのレベルを肌で感じられたのは大きな収穫。1次リーグは最終戦でチーム東京を9-6で下し、通算7勝1敗で1位通過。チームの成長を感じている。

ダークホース的な存在だった昨年は勢いで頂点に立った。14日はリード荻原功暉(21)がインフルエンザで途中から欠場するアクシデントがあった。岩井は「リザーブ(鎌田渓)の方がショットが決まっている。これ言ったら荻原がへこむかなぁ」と冗談を飛ばす余裕がある。「次は何もなかったように淡々とやりたい」と岩井。17日、準決勝からはい上がり、決勝でコンサドーレを倒して、頂点を目指す。【西塚祐司】