日刊スポーツの新企画「これ、要ります?」の第11回は、バスケットボール女子日本代表の渡嘉敷来夢(26=JX-ENEOS)。6連覇を達成した1月の全日本選手権(皇后杯)ファイナルラウンドで履いていたバスケットボールシューズを頂きました。

■読者1人にプレゼント

「どうぞ!」と笑顔で渡嘉敷が持ってきたのは、金色の糸で「TOKASHIKI」と刺しゅうされた28センチの真っ白なシューズだった。皇后杯の決勝の舞台で履いた貴重な1足を前に、いいんですか? と何度も確認したものの「要らないシューズの棚に置いてたものなんで」とあっさりOK。身長193センチの体を支えるシューズの負担は大きく、一般的な選手と比較しても傷みは早い。「シーズン中は多い時で月に3足替える時もあります」。

渡嘉敷は同じシューズを長く履くよりも新品の感触が好きで「大会などの区切りで新しいものに替えます」。1年間で25足以上を履き替えているという。

金色の刺しゅうは、特別な1足の証し。普段の練習やリーグ戦用シューズでも白色のベースは変わらないが、刺しゅうは紺色やえんじ色などさまざま。「リーグのファイナルとか、大事な場面ではいつも金でゲンを担ぐんです」。8強入りした16年リオデジャネイロ五輪前から履き続けている愛用モデル。「シューズあってこそのパフォーマンス。五輪も楽しみつつ、バスケをメジャーに広められたらいいですね」と金のシューズとともに、東京五輪に向かう。【戸田月菜】

◆応募方法 プレゼント希望者は、はがきに住所、氏名、このページの感想を明記の上、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社スポーツ部「これ要ります?(11)」係までご応募ください。2月26日到着分まで有効です。