次の相手は元全米大学女王で全豪4強だ。

女子テニスで、BNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)に出場中の世界1位で2連覇に挑む大坂なおみ(21=日清食品)は、日本時間12日午前10時以降開始の3回戦で、同25位のダニエル・コリンズ(米国)と対戦する。

コリンズは、14、16年にバージニア大で、全米大学女王に輝いた。低年齢化が進む最近の女子テニス界にあって、大卒のプロ選手は珍しい。16年に大卒後、18年3月のマイアミオープン準々決勝でV・ウィリアムズ(米国)にストレート勝ち。一躍、注目を集めた。

今年の全豪では4回戦で、第2シードのケルバー(ドイツ)に勝ち、その勢いに乗って4強に進出した。今、波に乗る米国の中堅だが、大坂は昨年9月の中国オープン2回戦で対戦。自身初のWTAファイナル(シンガポール)出場を決めた直後の試合で、わずか1ゲームしか失わない完勝。第1ゲームで、自身のサービスゲームを失った後は、一気の12ゲーム連取で力の差を見せつけている。

世界1位を争うライバルは、同3位のクビトバ(チェコ)が2回戦で敗れ脱落。大坂が3回戦に進んだことで、同5位のKa・プリスコバ(チェコ)は優勝しても大坂を抜けず。世界1位争奪戦は、大坂と同2位のハレプ(ルーマニア)との一騎打ちに絞られた。大坂は、決勝に進めば、自力での1位維持が確定する。