今季限りで大崎電気を退団する日本代表の宮崎大輔(37)は有終の美を飾れなかった。

トヨタ車体戦は前半のみの出場。25、27分とシュートを放つも相手に阻まれ、無得点に終わった。試合も23-27で敗れ、4連覇に導くことはできず「期待して前半から出してくれたのに結果が出せずに残念」と肩を落とした。

20年東京五輪に出場するため、大学側の計らいもあり、来月から中退していた日体大に3年生として再入学する。決めたのは昨年4月。「気を使わせないように」と数日前の練習で初めて周りの選手に伝えた。「素晴らしい選手がたくさんいる中で試合に出続けるのは難しい。若い選手と一緒にきつい練習をしてスピードを付けたい」と不安もあったが、環境を変える決断をした。

37歳で大学生となり、これからは授業にも出席しながら練習に励む。「単位も取らないと卒業できない。収入もゼロ。すべてゼロからのスタート」と新天地での決意を語った。