全日本柔道連盟は1日、世界選手権男子60キロ級2連覇中の高藤直寿(25=パーク24)が腰部の筋膜炎のため、今夏の世界選手権代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(6~7日、福岡国際センター)を欠場すると発表した。

3月28日の稽古中に負傷し、この日受診した。今大会は順当に行けば、昨年の世界選手権以来の試合となる同3位の永山竜樹(了徳寺学園職)との直接対決が期待されていた。高藤は今年2月のグランドスラム・パリ大会を制すなど、これまでの実績で代表選出は有力視されている。代わりに市川龍之介(東海大)が出場する。

男子90キロ級の小林悠輔(旭化成)は肋骨(ろっこつ)骨折により欠場し、長井晃志(日体大)が出場する。