フィギュアスケートの今季を締めくくる世界国別対抗戦が11日、マリンメッセ福岡で開幕する。

10日は本番会場で公式練習が行われ、女子はグランプリ(GP)ファイナル優勝の紀平梨花(16=関大KFSC)が午前の練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を7本成功。前日9日に19歳となった坂本花織(シスメックス)もショートプログラム(SP)「フロム・マイ・ファースト・モーメント」の曲をかけての通しでフリップ-トーループの連続3回転を成功させるなど、ノーミスで順調な調整ぶりを示した。

◆世界国別対抗戦 6度目の開催となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝は12点、2位は11点…と与えられ、合計点で争う。SP、フリー(アイスダンスはショートダンス、フリーダンス)ごとに区切るため、総合得点での順位は換算しない。各出場者(組)の総合得点はISU公認記録となる。