2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのアーチェリー会場となる東京都江東区の夢の島公園アーチェリー場の完成披露式典が28日、全日本アーチェリー連盟名誉総裁の承子女王殿下ご臨席のもと同会場で行われた。

恒設となる予選会場は横160メートル、縦135メートルで40個以上のアーチェリーの的が設置可能で、シューティングラインの後方には長さ約130メートルの日よけ屋根が設置され、足元には遮熱性舗装が施されている。

大会後はアーチェリーの大会や体験会のほか、夢の島公園と連携したイベントや芝生広場として都民が自由に利用できる。列席した小池百合子都知事は「レガシーとして都民の憩いの場としてにぎわう施設にしたい」。デモンストレーションで的を射抜いた84年ロサンゼルス銅、04年アテネ五輪銀メダリストで今も現役の山本博(56=日体大教)は「東京五輪・パラリンピックでは最高の記録でメインポールに日の丸が翻ることを期待したい」と話した。