2大会ぶりに決勝に進んだ世界ランキング1位の日本は、同2位の中国に0-3で敗れ、準優勝に終わった。

男子ダブルス同6位の遠藤大由、渡辺勇大(日本ユニシス)が0-2、女子シングルス同2位の山口茜(再春館製薬所)が1-2で敗れ、男子シングルス同1位の桃田賢斗(NTT東日本)も同2位の石宇奇に1-2でまさかの3連敗を喫した。中国は2大会ぶり11度目の優勝となった。

   ◇   ◇   ◇

2連敗で後がなくなった日本の望みをつなぐため、3日連続のコートに立ったエース桃田も完全アウェーの波にのみ込まれた。

地元の大声援を受ける石に第1ゲームこそ奪ったが、第2ゲームは相手の強烈なスマッシュに一歩も動けず、得意のヘアピンもネットに引っ掛けるなど、わずか5得点で失った。続く第3ゲームも11連続失点するなど集中力を欠き、流れを取り戻せなかった。

桃田は「スタミナ不足。エースの自覚を持って臨んだけど、最後で次につなぐことができなかった」と責任を感じた。最大のライバルにいいところなく完敗。8月に控える世界選手権(スイス・バーゼル)へ不安を残した。