バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道の多嶋朝飛主将(30)が28日、札幌市内で来季(19-20シーズン)契約会見を行った。

今季はシュート成功率(38・6%)、1試合平均得点(7・2)でスタメンで出場するようになった過去4シーズンで一番低い数値に終わった。チームも10勝50敗で、降格は免れたもののB1残留プレーオフに回った。ポイントガードの多嶋は「来季は外のシュートも積極的に狙う。2桁(得点)ぐらいは狙っていってもチームにマイナスになることはない」と目標を掲げた。

30歳で臨んだ今季は故障も重なりチーム在籍6年目で最低の51試合の出場にとどまった。「今までにないぐらい苦しいシーズンだった」と口にするが、ベンチやコート外から試合を見たことで気づいたこともあった。他チームの動きを客観的に見る中で「特別なことはやっていない。ディフェンスを5人で一生懸命守って、リバウンドに行って、走って。うちもそれを40分間体現できればどのチームとも戦える」。シンプルなスタイルの徹底が勝利につながることも改めて理解した。

持ち味は攻撃力。「場面を打開する能力、自分は得点を取れる方だと思っている」。外国籍選手の調子次第で得点が変動した今季の反省から、来季は今まで以上に得点を狙う。より攻撃を意識した司令塔が目標の「チャンピオンシップ出場」を目指す。