世界7位の錦織圭(29=日清食品)が好発進だ。予選勝者で同113位のモンテイロ(ブラジル)に6-4、7-6、6-4でストレート勝ちし2回戦に進んだ。

モンテイロは、予選決勝で綿貫陽介(21)を下して勝ち上がってきており、錦織は大会前の会見で「本当は陽介が上がってきてたら対戦していた。それは楽しみだった」と話していた。その楽しみを奪われた悔しさを晴らした。

過去、錦織は4大大会で予選勝者に11勝1敗という強さを誇る。ウィンブルドンでは5回対戦し負けなしだ。初対戦だったが、力強いストロークで押し切った。

錦織は、全仏で痛めた右上腕の炎症が残り、予定していた2週前の前哨戦、ドイツ・ハレの大会を欠場した。公式戦としては、芝コートがぶっつけ本番となったが、ナダルやバブリンカと実戦形式の練習を多く行い、その不足を補った。

2回戦で世界55位キャメロン・ノリー(23=英国)と対戦する。

◆ウィンブルドンは、WOWOWで7月1日~14日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。