競泳のカナダ代表が、世界選手権韓国大会(競泳開幕21日)に向けて、愛知・豊田市内の中京大でキャンプを張ることになった。3日、中京大が会見を行って発表。事前合宿は7日から15日までで、時差調整を兼ねて、同大学の屋外50メートルプールを使用する。

カナダ代表は世界トップの選手が多数いる。16年リオ・オリンピック(五輪)女子100メートル自由形金メダルのペニー・オレクシアスらも来日する。事前キャンプは複数候補地の中から視察を行った上で、屋外プールの雰囲気やウエートトレーニング施設など、充実した環境の中京大が選ばれた。すでに6月30日からオープンウオーターの選手が合宿中。泳ぎを確認するためにドローンを飛ばしており、大学施設のメリットを最大限、活用している。

同水泳の高橋繁浩監督は「女子のトップ選手がいるカナダがきてくれることで、学生たちも練習方法、テクニック、コンディショニングを見ることができる。これは大きな意味があります」と話した。13日には地元・豊田市の子供たちが、カナダ代表の練習を見学する機会を設ける予定。トップ選手と触れ合うことは、子供たちにとっても、大きな財産になる。