20年東京五輪大会組織委員会は19日正午、五輪チケット1次抽選の敗者復活に当たる「追加抽選」の申し込みを締め切った。組織委によると、公式サイトへの累計アクセス数は約458万件。受付期間中、ウェイティングルーム(待合室)での待ち時間が最も長かったのは、申し込み開始日の今月8日午前7時ごろで、約2300人が約1分間待った。

5月に21日間の申込期間があった1次抽選では同サイトへの累計アクセスは2425万件にも上った。待機状況は最大101万人、待ち時間は約3時間30分だった。

今回の追加抽選は12日間と短かったが、1次抽選ほどの過熱ぶりは見られなかった。メダル決定戦や決勝トーナメントなども含まれたが、多くは予選ラウンドのチケットだった。超プラチナチケットの開閉会式が含まれなかったことも要因とみられる。

追加抽選は1次抽選で全て落選した人だけしか申し込めなかった。しかし、申し込める対象者は約416万人と少なくなかった。今回の販売枚数は68万枚余り。仮に全員申し込めば倍率は約6・1倍と、1次抽選の約5・3倍を上回る計算だった。

今秋以降に実施される2次抽選は「1次」「追加」「パラリンピック(今月22日開始)」いずれの抽選申し込みや当選状況にかかわらず、全員が申し込め、平等な抽選が行われる。