【ニューヨーク=吉松忠弘】世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、7月のウィンブルドン以来の初戦突破だ。 予選勝者で同205位のマルコ・トルンヘリティ(アルゼンチン)に6-1、第2セット4-1で相手が負傷棄権し、2回戦に進んだ。

西暦の偶数年は活躍するが、奇数年は1勝も挙げていない。2度の欠場と3度の初戦敗退。そのジンクスも破る奇数年開催での全米初勝利となった。2回戦は

チアゴ・モンテイロ(ブラジル)とブラッドレー・クラーン(米国)の勝者と対戦する。

▽錦織の話 (相手が負傷棄権に)いい選手なので最後まで試合できず残念。今日は調子は良かった。全米は多くのファンの中でプレーできるのでエキサイティングだ。これからダウンタウンにショッピングに出かけたい(とジョークで会場を沸かすリップサービス)。2回戦へ向けて体調を整えていきたい。