逆輸入サーファー、前田マヒナ(21)が「波乗りジャパン」デビュー戦で快勝した。

ハワイ生まれハワイ育ちの前田は、20年東京五輪を日本代表として目指すことを選択し、五輪予選を兼ねた今大会に出場。初めて日の丸の応援を受けて波に乗り、1回戦20組を12・67で1位通過した。

初の日本代表にも「緊張はしなかった。何も考えずに海に入った」と振り返った。20分間の2本目に6・00のルーティンを決め、4本目の6・67で2回戦に進んだ。チームメートの振る日の丸に「日本代表になったと感じた。日本チームでこの大会に出られて、すごくうれしい」と両親の母国への思いを口にした。

目指すは東京五輪。「私のルーツは日本だから」と米国ではなく日本を選択した理由を説明するが「日本の方が(出場の)チャンスがあると思った」と本音もチラリ。五輪予選も兼ねる今大会には、世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)に出場するトップサーファーもズラリ。それでも前田は「いい波をつかめば、CT選手にも勝てると思う」と、東京五輪出場に前進するアジア最上位を目指して話していた。