世界ランキング4位で第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)が、同36位のユリア・プティンツェワ(24=カザフスタン)を6-4、6-4で下し、準決勝に進出した。


プティンツェワに対してはこれまで3敗で、1セットも取れず大の苦手としていたが、ようやく初勝利を挙げた。


準決勝では同24位のエリーゼ・メルテンス(25=ドイツ)と対戦する。準決勝は準々決勝に続いて行われ、センターコートの第3試合の予定。


プティンツェワに勝利した大坂なおみは笑顔でインタビューに答える(撮影・奥田泰也)
プティンツェワに勝利した大坂なおみは笑顔でインタビューに答える(撮影・奥田泰也)
プティンツェワに勝利した大坂なおみはファンの声援に応える(撮影・奥田泰也)
プティンツェワに勝利した大坂なおみはファンの声援に応える(撮影・奥田泰也)


大 坂26-4
6-4
 - 
0プティンツェワ


スマッシュを決めガッツポーズをする大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
スマッシュを決めガッツポーズをする大坂なおみ(撮影・奥田泰也)

第2セット


   101112
大 坂       6
プティ         4

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼第10ゲーム プティンツェワのサーブ プティンツェワがダブルフォールトなどで0-30。ドロップショットを大坂が拾ったが、プティンツェワがフォアのウイナーを決め15-30。大坂がフォアのクロスのウイナーを決め15-40。大坂が3度目のマッチポイントをつかんだが、ここでプティンツェワが左足をひねって痛め、コートに座り込む。大坂がすぐに氷を持って駆け寄る。


左足を痛めたプティンツェワ(右)を心配する大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
左足を痛めたプティンツェワ(右)を心配する大坂なおみ(撮影・奥田泰也)

トレーナーが入りプティンツェワは靴を脱ぎ、メディカルタイムアウトを取って治療。ベンチに戻り左足にテーピングして試合再開。しかしプティンツェワはプレーできる状態ではなく、フォアのリターンをアウトして試合終了。大坂がブレークして第2セットも連取し、準決勝進出を決めた。リタイアせず最後まで戦ったプティンツェワはスタンドからの大拍手に送られコートをあとにした


▼第9ゲーム 大坂のサーブ 大坂が2度目のマッチポイントをつかむがミスでジュース。プティンツェワのブレークポイントを大坂が3度しのいだが、4度目のジュースでダブルフォールトで4度目のブレークピンチとなり、最後は大坂のフォアがアウトし、プティンツェワが粘りを見せてブレーク


▼第8ゲーム プティンツェワのサーブ 大坂が強烈なバックのリターンエースで30-30。40-30から大坂のバックのストレートのウイナーを決めてジュース。2度目のジュースでドロップショットを拾い、フォアのウイナーを決め大坂にマッチポイントも、大坂のフォアがアウト。大坂のミスで、プティンツェワがマッチポイントをしのぎキープ


▼第7ゲーム 大坂のサーブ 大坂が4本目のエースをセンターへ決め40-0。プティンツェワのドロップショットを拾ってミスを誘い、大坂がキープ


▼第6ゲーム プティンツェワのサーブ 40-30から大坂のドライブボレーがアウトし、プティンツェワがキープ


▼第5ゲーム 大坂のサーブ センターへの3本目のエースを決めるなどサーブがさえ、ラブゲームで大坂がキープし4ゲーム連取


▼第4ゲーム プティンツェワのサーブ 40-30からプティンツェワがダブルフォールトでジュース。大坂がドロップショットを拾って角度のついたショットで返し、ブレークチャンス。プティンツェワのバックがネットにかかり、大坂がブレーク


▼第3ゲーム 大坂のサーブ 大坂がバックのクロスのアングルショットを鮮やかに決め、2本目のエースをワイドに決めるなどで40-0。1本目のダブルフォールトでポイントを失ったが、強烈なファーストからネットプレーで競り勝ち、大坂がキープ


▼第2ゲーム プティンツェワのサーブ 大坂が強烈なバックのリターンなどで0-30。プティンツェワのミスで15-40と大坂にダブルのブレークチャンス。プティンツェワのフォアがアウトし、大坂がすぐさまブレークバック


▼第1ゲーム 大坂のサーブ プティンツェワが粘りでラリーを制するなどで15-40とダブルのブレークチャンスも、大坂がバックのウイナーなどでしのぎジュース。しかし、大坂の狙いすましたフォアのクロスがアウトとなり、プティンツェワが3度目のブレークポイント。フォアのドロップショットを大坂が拾えず、プティンツェワがブレーク


サーブが決まらずも笑顔を見せる大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
サーブが決まらずも笑顔を見せる大坂なおみ(撮影・奥田泰也)

第1セット


   101112
大 坂       6
プティ         4

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク


バックハンドでボールを返す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
バックハンドでボールを返す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
大坂なおみ(右)との話を終えスタンドに戻る父のフランソワさん(撮影・奥田泰也)
大坂なおみ(右)との話を終えスタンドに戻る父のフランソワさん(撮影・奥田泰也)

▼第10ゲーム プティンツェワのサーブ このゲームの前に大坂が父親でコーチのフランソワさんの指示を仰ぐ。プティンツェワのドロップショット失敗で15-30。大坂のミスで30-30となるが、回り込んでのフォアがウイナーとなり、大坂にセットポイント。長いラリーから大坂の深いバックをプティンツェワが返せず、大坂がブレークして第1セットを先取。大坂のファーストの確率は44%。ウイナーは相手の6本に対し13本。凡ミスは相手の12本に対し11本


▼第9ゲーム 大坂のサーブ 最速193キロをマークするなどファーストがさえて40-30とセットポイント。しかし、セカンドをたたかれリターンエースを決められジュース。2度目のジュースで再びセカンドをリターンエースされ、大坂がブレークピンチ。ドロップショットに追いついたが、フォアのショットがアウトし、プティンツェワが3ゲーム連取でブレーク。ここまで大坂のファーストの確率は44%。プティンツェワは71%


▼第8ゲーム プティンツェワのサーブ 大坂がリターンエース、バックのクロスのウイナーなどでジュースに持ち込む。バックのスライスのドロップショットを大坂が拾えず、調子の出てきたプティンツェワがキープ


▼第7ゲーム 大坂のサーブ プティンツェワがドロップショットを決め、大坂の連続ミスで0-40とトリプルのブレークポイント。大坂のスマッシュがアウトし、ラブゲームでプティンツェワが初ブレーク


▼第6ゲーム プティンツェワのサーブ プティンツェワのドロップショットが決まり、大坂は苦笑い。2本目のダブルフォールトと大坂のバックのウイナーで30-30。さらにストレートのリターンエースで大坂にブレークチャンス。大坂の強烈なバックのストレートをプティンツェワが返せず、ブレーク。プティンツェワはラケットを投げつけて悔しがる


▼第5ゲーム 大坂のサーブ 長いラリーから再びジャックナイフでウイナーを決めるなど、ラブゲームで大坂がキープ


▼第4ゲーム プティンツェワのサーブ 40-30から大坂のバックのリターンがネットにかかり、プティンツェワが初のキープ


▼第3ゲーム 大坂のサーブ 大坂がジャックナイフを鮮やかに決め大歓声。ゲーム途中の歓声にプティンツェワはいら立ってミス。ラリーを圧倒し、大坂が3ゲーム連取してキープ。プティンツェワはスライスのミスが多く、ここまで1ポイントしか奪えていない


▼第2ゲーム プティンツェワのサーブ 力強いストロークとプティンツェワのダブルフォールトなどでトリプルのブレークチャンス。最後はプティンツェワのバックのスライスがネットにかかり、大坂が8ポイント連取でブレーク


▼第1ゲーム 大坂のサーブ コイントスに勝ったプティンツェワがレシーブを選び、大坂のサーブで午後0時12分に試合開始。プティンツェワの浅いリターンをネットに出てフォアのウイナーを決め、大坂がファーストポイント。フォアのウイナー2本、エース1本を決め、大坂がラブゲームでキープ

試合前に記念撮影する大坂なおみ(右)とプティンツェワ(撮影・奥田泰也)
試合前に記念撮影する大坂なおみ(右)とプティンツェワ(撮影・奥田泰也)