18年世界選手権5位の友野一希(21=同大)が、ショートプログラム(SP)で64・32点で4位発進となった。

「最近自身を持って試合に挑めていない。試合が苦しい。試合の向き合い方を根本的に見直さないといけない」と表情は暗い。1本目の4回転で失敗。2本目のジャンプでも失敗を引きずったという。「スピン、ステップは昨シーズンよりもうまくなっている。ジャンプも成長しているつもりだが、試合で出せるようにしないといけない。会場に来ると自分を信じられなくなる。メンタルの問題かな」と苦しい胸の内を明かした。

6日はフリーがある。「苦しさから抜け出せるように、フリーをがんばりたい。勢いを取り戻せるようにしたい」と気持ちを切り替え、前を向いた。