体操の世界選手権の男子団体総合のスタートリストが8日(日本時間9日)に発表され、予選3位から王座奪還に挑む日本の陣容が出そろった。各3人が演技する6種目の配置、演技順は以下。

 

あん馬 <1>萱和磨<2>谷川翔<3>橋本大輝

つり輪 <1>萱和磨<2>谷川航<3>神本雄也

跳馬 <1>萱和磨<2>橋本大輝<3>谷川航

平行棒 <1>萱和磨<2>神本雄也<3>谷川翔

鉄棒 <1>萱和磨<2>橋本大輝<3>神本雄也

床運動 <1>谷川翔<2>橋本大輝<3>萱和磨

 

萱和磨(22=セントラルスポーツ)が予選に続き全6種目にエントリー。さらに5種目でトップバッターを任された。3度目の世界舞台で、15年大会での団体優勝を知る唯一の経験がある。予選でも抜群の安定感を発揮しており、チームを流れに乗せる役目を担う。

直前に左足首を故障し、予選では3種目に絞った谷川航(23=セントラルスポーツ)は2種目。ケガの原因となった跳馬に配されており、得点源として期待される。弟翔(20=順大)は3種目。予選の跳馬で左太ももを痛めた影響か、起用法に制約がかかった模様だ。新鋭の橋本は4種目でチーム最多得点を稼いだ予選と同じ種目に臨み、主将の神本雄也(25=コナミスポーツ)が3種目で支える。

予選では6種目合計258・026点だった。ロシアが259・928点で首位、2連覇を狙う中国が258・354点で2位通過し、僅差だった。決勝は得点を持ち越さない。3カ国ともに予選ではミスがあった。演技者が3人に絞られる決勝では、いかに失敗をしないかが一層問われることになる。