【ダラス23日(日本時間24日)=奥岡幹浩】「NBA八村」が衝撃デビューだ。ドラフト1巡目全体9位でウィザーズに指名された八村塁(21)が23日(日本時間24日)、マーベリックスとの開幕戦に先発、24分50秒出場し、14得点、10リバウンドの「ダブルダブル」を記録し、渡辺雄太の持つ10得点、5リバウンドを上回る、日本人新記録を達成した。

八村は夢の舞台に立ってもビール、スミスら主力と同じようにスタートから躍動。新人らしからぬ堂々としたプレーを見せた。第1Q残り9分24秒。ビールからのパスを左サイドで受けると、そのままゴール下に持ち込み、相手を抑えながら左手でシュートを決めた。残り5分32秒で退くまで、3点シュート2本は外したが、2点シュート3本を決め、6点を奪った。

第2Qでは残り8分34秒から出場。ベンチにいる間にチームは逆転されたが、7分30秒で再びビールからのロングパスをゴール下で受け取り、そのままレイアップシュートを決めた。その後はディフェンスリバウンドで貢献するも、シュート機会に恵まれず、残り49秒で交代し、8得点、4リバウンドで前半を終えた。

第3Qはスタートから出場。大きく点差を広げられ、防戦一方の展開。八村は新人らしく攻守にわたりコート内を駆け回り、このQだけで4リバウンドを奪った。さらに残り3分44秒、ビールのシュートが外れたのをフォローしてシュートを決めて12得点とし、ベンチに退いた。

第4Qは残り2分59秒から37秒までのわずかな時間ながら2リバウンド、2得点で「ダブルダブル」を達成し、華やかなNBAデビューを飾った。