スピードスケートの国内開幕戦となる全日本距離別選手権が25日、青森・YSアリーナ八戸で開幕する。

平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(33=相沢病院)は心機一転のシーズンに臨む。昨季の世界距離別選手権(今年2月、ドイツ)で500メートルの連勝記録が37でストップ。夏場は男子と陸上トレーニングを行い、追い込んできた。「殻を破るトレーニングができたと思う。レースを重ねながら徐々にスイッチを入れたい」。地元の長野は台風19号で甚大な被害を受けており、SNSでは積極的に支援情報の発信に協力している。「自分の置かれている環境で精いっぱい生きている姿を示すことが、唯一私たちができること」と奮闘を誓った。