関学大が「関関戦」を制し、2年連続57度目のリーグ優勝を決めた。これで開幕6連勝とし、甲子園ボウル出場を懸けた西日本代表校決定トーナメントへの出場も決定。11月10日の最終節立命大戦(万博記念競技場)にも勝てば、同トーナメントへは全勝の1位で出場となる。

両者スコアレスで折り返した後半、勝負の分かれ目は3ー3で拮抗(きっこう)した第4クオーター(Q)だった。関学大はRB三宅昂輝(3年)が足で勝ちを引き寄せた。敵陣40ヤードでボールを受け取ると、一気に走り込み26ヤードゲイン。この好機を、QB奥野耕世(3年)とWR阿部拓朗(4年)のコンビで決勝のTDを決めた。

三宅は「自分がボールを持ったら少しでも前に行こうと思った。(ランで)流れが来たと思った。点につなげられた」と満足げ。

次戦はライバル立命大。仮に負ければ6勝1敗で立命大と並び同率優勝。直接対決で勝利した方が1位となるため、負ければ関学大は2位でトーナメントに出場することになる。

鳥内秀晃監督(60)は「2位通過になると意味あらへん。(立命大戦は)もっとシビアになると思う。第4Qの勝負になるんちゃう」と警戒。リーグ覇者がスキを見せず、全勝で1位突破を狙う。【南谷竜則】