ウィザーズの八村塁(21)がデビュー5戦目で初めて苦しんだ。本拠地でのティンバーウルブズ戦に先発したが自己ワーストの4得点にとどまり、デビューからの連続2桁得点は4試合でストップ。チームは3連敗となり、「ディフェンスもオフェンスも、自分たちは全然うまくできなかった」と肩を落とした。

直前のロケッツ戦でチームは159失点。この日も守備が乱れ、「ディフェンスがまず回らないと。チームを見ても、今日は誰も乗っていなかった」。自身の攻撃が封じられた場面も目立ったが、相手の守り方については「そんなに変わらなかった」と振り返った。

八村は第1クオーター(Q)の序盤、立て続けにシュート失敗。残り7分5秒にジャンプシュートを決めてこの試合初得点をマークしたが、その後もシュートがなかなか成功しなかった。第2Qでもなかなかいい形でボールを受けられず、もどかしい展開が続く。そうした中でシュートを試みるもブロックされるなど、このクオーターは無得点に終わった。

第3Q残り9分49秒、ビールからのパスを受けてダンク気味のレイアップシュートに成功。それでも流れは好転せず、ボールを失う場面なども見られ、残り5分10秒でベンチに下がった。第4Qでは次戦以降への疲労回復を考慮されたか、ビールらとともに最後まで出番がなかった。

ティンバーウルブズは直前の試合で乱闘を起こした主力のタウンズが出場停止処分を受けてベストメンバーを組めなかったが、そんな相手に対してウィザーズはいいところなく敗れた。