16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介(28=旭化成)が決勝で、西山大希(日本製鉄)を指導3による反則勝ちを収め、優勝した。

東京五輪代表争いで3番手に位置づけるベテランは、現状を受けとめて「勝つことが大事。試合内容は良くなかったが、意地を出して勝ち切れたのは良かった。1つ1つの戦いをモチベーションにして、また次の大会へ臨みたい」と振り返った。

今年8月末には第1子の女児が誕生した。家族は「大きな支え」とし、「結果で恩返しできたのは良かった」と五輪メダリストの父としての意地も見せた。

女子48キロ級では、52キロ級から転向した角田夏実(了徳寺大職)が優勝。男子90キロ級では、世界選手権男混合団体代表の村尾三四郎(東海大)が、リオ五輪金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)を破り、初優勝を飾った。