体操で10月の世界選手権代表の橋本大輝(18=市船橋高)が来春から順大に進学する。10日の全日本団体選手権(群馬・高崎アリーナ)男子決勝後、「日本一ではなく世界一を目指せる」と理由を明かした。

この日は5種目に登場し、市船橋高のユニホームを着る最後の試合を戦った。ロペスを跳んだ跳馬では14・933点で全体1位、あん馬でも14・600点で4位と、6位に入ったチームに貢献した。8日に同会場で行われたトップ選手が男子個人総合で争うスーパーファイナルでは初優勝を飾ったが、先月の世界選手権からハードスケジュールで「疲れはあります。体も動かなくて…」と認める。朝から頭痛などもあったという。ただ、その中でもきっちり持ち味を発揮するところは高校生離れしている。

順大へ進むのは理想とするリオデジャネイロ五輪代表の田中佑典の母校という理由もある。「同じように美しい体操をしていきたい」と志し、来夏の東京五輪へまい進する。