「高松宮記念杯男子第62回・女子第55回令和元年度全日本学生ハンドボール選手権大会」の決勝戦が12日、セキスイハイムスーパーアリーナグランディ21・(宮城県宮城郡利府町)で開催され、大体大ハンドボール部女子が、筑波大を31対19で下し、通算8度目の優勝、インカレ7連覇を達成した。

開始30秒で中山佳穂(3年)がシュートを決めて勢いづき、前半を19対9で折り返した。後半はGK榎和奏(4年)が好セーブを連発するなど、最終的に12点差をつけて圧倒した。昨年の大会では日体大の連続優勝記録の5連覇を44年ぶりに更新。7回連続優勝は男女を通じて前人未到の記録になった。

楠本繁生監督(55)は「選手たちはインカレ7連覇という重圧を感じながら戦ってきた選手にとっては苦しい大会だったと思います」と成長に目を細めた。12月24日から広島で開催される日本ハンドボール選手権大会に向けて「チームはトータル力で強くなってきました。その力を存分に発揮したい」と引き締めた。

※優秀監督=楠本繁生、※優秀選手=榎和奏、相澤菜月、秋山静香、尾辻素乃子、中山佳穂