ノルディックスキー・ジャンプ男子の佐藤幸椰(24)ら雪印メグミルク3選手が20日、W杯(23日開幕、ポーランド・ビスワ)に向け欧州へ出発した。

初めて開幕からのW杯代表メンバーとなり「ワクワク感、緊張感は開幕でしか味わえないので大切にしたい」と話した。

昨季は国内大会でのアピールが足りず、W杯遠征は12月中旬の個人第6戦からだった。そこから今年1月のザコパネ大会(ポーランド)で3位に食い込むなどシーズン終盤まで奮闘し、日本勢3番手となる総合23位につけた。今回は現地入りから中1日で22日の予選に臨む。「試合の流れで良いゾーンに入れれば」と気を引き締めた。

流れに乗る。ビスワでの開幕戦は3年連続となる。個人戦では17年に所属先の先輩、小林潤志郎(28)がW杯初勝利、18年はその弟陵侑(23=土屋ホーム)が3位に入りシーズンに弾みをつけた。個人戦前日の23日は、まずは団体戦に挑む。「選ばれれば個人戦の評価も上がると勝手に感じている。自分のやるべきことをしっかりやりたい」。序盤からガムシャラに戦う。【西塚祐司】