94年以来25年ぶりの全勝対決となった「早明戦」は明大が36-7で早大に5トライを奪い勝利した。4年ぶり17度目の優勝で、単独優勝は21年ぶりとなった。

敗れた早大の相良監督は「もう少し、切るべきところをしっかり切りたかった。ボールを渡すにしてもリセットした状態でディフェンスをセットする状況をもう少し作れていれば。そういうところに、試合のあやがあったかなと思う」と振り返った。

明大に流れを奪われたセットプレーについては「スクラムはある程度頑張れたと思うし、春先に比べたら成長が見えた。ラインアウトは我々も自信を持っていたが、つぼにはまってしまい、修正する必要がある。相手にもう少し圧力をかけたかった」と説明した。

SH斎藤主将は「自分たちのミスで、明大の強力FWの強みを出させてしまったことが敗因。相手に少しずつゲインを許し、外側にスペースが出来てしまい、ペナルティーから失点してしまった」。大学選手権では、決勝まで進めば明大と再戦となる可能性もあるが、「それまでに2試合あるので、しっかり戦っていきたい。やるしかないと思うので、毎回の練習を大事に全力でやっていきたい」と足もとを見つめていた。