ラグビーの全国大学選手権は、15日に4試合が行われる。3大会ぶりに出場する関西の名門・同大(関西2位)は11日、筑波大(対抗戦4位)との初戦(大阪・花園)に向け京都・京田辺市内で練習した。

今季は伝統のBKに磨きをかけ、U-20日本代表入りしたCTB和田悠一郎(2年)らタレントがそろった。さらに、17年に就任した萩井好次監督(44)は弱点でもあったスクラムを強化した。

同監督は「スクラム、モールなど時間をかけてよくやってくれた。このチームはFWとBKのバランスが強み。期待に応えたい」と意気込んだ。筑波大を破れば、21日は東海大(関東リーグ戦1位)との対戦。16年度以来の4強へ、WTB山本雄貴主将(4年)は「2回連続で出場を逃している僕たちの代が一番、選手権の重さをわかっている。チーム力で勝ちたい」。84年度に3連覇した古豪が、復活への道を歩む。【南谷竜則】