アメリカンフットボールの学生日本一を決める甲子園ボウル(15日)に出場する関学大(関西2位)が12日、東日本代表の早大(関東1位)戦を前に甲子園球場で練習を公開した。

DL板敷勁至(いたしき・けいし、4年)は「ここに来られたことはありがたい。ライバル校の人たちがいてここにいる。西日本代表の責任がある。日本一になる」と意気込んだ。

高校からアメフトを始めた板敷は、それまで格闘技で汗を流していた。「小学校から空手をして、中学で総合格闘技ジムに行ってました。ウエートをしながら鍛えて、高校から叔父さんの影響でアメフトを始めました」と明かした。

QBサックで相手の攻撃の芽をつぶすことが多いが、格闘技の経験が役に立っているという。「引きつけ、つかむ、手を出すこと、相手のバランスを崩すことは役に立っている。タックルは体に染みついていて、痛いタックルができる。サックが決まるといい流れになる。オフェンスにいい流れを持っていきたい」と最後の甲子園での活躍を誓った。【南谷竜則】