ついにNBAで日本人対決が実現した。ウィザーズのルーキー八村塁(21)とグリズリーズの渡辺雄太(25)がグリズリーズのホームで対戦し、第2クオーター(Q)残り7分42秒に、八村が出場し、史上初めて日本人2人が同じコートに立った。残り6分43秒では初のマッチアップ。八村のシュートを渡辺が止めに行き、決めさせなかった。渡辺は残り6分33秒で退き、2人の歴史的「共演」は1分9秒だった。

試合前に八村は2人が同時にコートに立つことについて「すごく楽しみ。歴史的にないことだし実現したらいいと思う」と話していた。普段から渡辺と連絡を取り、NBAや私生活についても話しているという八村は、初のメンフィス入りということもあって、今回の遠征前にも連絡を取り「今日試合で戦えるので楽しみだね」と話したという。

試合後、2人は握手を交わし、ユニホームを交換した。八村は開幕から24試合連続で先発出場、28分の出場で3点シュート1本を含む、10得点4リバウンドに終わり、2戦連続のダブルダブルはならなかった。

渡辺は第2Q残り10分13秒からと、チームがリードを広げた第4Q残り3分27秒から出場した。第4Qでの2人の共演はなかった。渡辺は今季4試合目で自己最長となる7分7秒出場し、無得点、3リバウンドだった。試合はグリズリーズが勝利した。