5大会ぶり出場の関学大(関西3位)が苦しみながら朝日大(東海・北陸・中国・四国代表)を下し、8強入りを決めた。

前半3分、BK攻撃で左に大きく展開し、WTB本山泰治(4年=関西学院)が先制トライ。スクラムやモールでも優位に立ち、21-7と前半で主導権を握ったが、後半は一時9点差に迫られた。それでも後半33分、FB奥谷友規(4年=京都成章)がPGを決め、終盤に引き離して逃げ切った。プロップの原口浩明主将(4年=東筑)は「最後に粘れて、勝てたのは良かったけれど、課題の多い試合になった」と防御面などを冷静に分析した。

関学大はW杯日本代表フランカー徳永祥尭(27=東芝)の母校。準々決勝は21日、関東対抗戦1位の明大と東京・秩父宮ラグビー場で対戦する。牟田至監督は「明治さんに挑戦できる。次は持てる力を100%出して、勝ちにいきたい」と力強く言い切った。