朝日大(東海・北陸・中国・四国代表)が関学大(関西3位)からの金星を逃し、8強進出はかなわなかった。

前半は7-21と劣勢。後半開始早々に21点差とされたが、10分にWTBフィティスフィア・ティモ(3年=アロフィオタオカレッジ)が快足を生かして、ボールを大きく前進。最後はFB永野拓也(3年=名護)が反撃のトライを奪った。同14分にも永野のトライで9点差に迫ったが、最後は関学大の底力に屈した。

8大会連続8回目出場の今大会だが、関東、関西勢の壁に阻まれてきた。CTB飛彈野雄輝主将(4年=札幌山の手)は「負けたけれど、今までで一番いい試合だったと思います」。吉川充監督は「地方(岐阜)から上がってくるためには、いろいろな要素を戦いながら集めていくことになる」と分析など準備面の難しさをにじませながら「言い訳をしていても、壁はぶち破れない」。聖地で味わった悔しさを胸に、1年後に向けた戦いが始まった。